わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

油断

 五時四十五分起床。痔はすっかり回復できたように思えるが、油断して薬をやめたり負担のかかるハードな運動をしたり鬱血するほど長時間座ったりすればたちまち再発するのだろう。気を緩めたらアカン、と何度も自分に言い聞かせながら身支度を進めた。

 午前中は書斎で事務処理。量が多くてなかなか制作作業ができない。

 午後は新宿へ。某パンフレット案件のロケハン。ロケハンに立ち会う機会はあまりないのだが、今回は商品知識の問題などがあったから参加した。ビジュアルについてあれこれ検討するのは、専門ではないものの、やはり楽しい。

 戻ってからもしばらくは事務処理に終われた。そして夜、ようやく二時間ほど手を動かせた。尻は痛んでいない。

 

 外痔核を発症してからランニングと筋トレは中止し、ヨガをやっている。筋トレよりはるかにツラいのだが、心は軽くなる……気がする。

 

▼この本じゃないけど。

魔法のヨガ

魔法のヨガ

 

 

松浦理英子「ヒカリ文集(2)」

「群像」2019年12月号掲載。劇団内で恋愛を繰り返していた男女両方が恋愛対象の女性劇団員の思い出を、各劇団員がリレー形式で語るというスタイルの連作。ひどいな、と読みながらつぶやいてしまうほどの無頓着さと奔放さ。ピュアという短絡的な言葉では片付けられない厄介さ。こういう状況を積み重ねるようにして描くのが、この作者はうまいと思う。数作品しか読んだことないけれど。

 

 

 

親指Pの修業時代 下 (河出文庫)

親指Pの修業時代 下 (河出文庫)

 

 

 

葬儀の日 (河出文庫―BUNGEI Collection)

葬儀の日 (河出文庫―BUNGEI Collection)

 

 

消炎

 五時四十五分起床。目覚ましのアラームよりも、雨音で目が覚めた。激しい雨だったが、七時過ぎには止んでしまった。

 痔はかなりよくなったようで、今朝はまったく痛んでいない。排便後に軽く腫れたようだが、薬効なのか、たちまち引いてしまった。油断したらまた痛むのでは、と気になり、仕事は三十分から一時間おきに必ずデスクから立ち上がって数分部屋をうろついたり洗い物をしたりトイレに行ったり、となんやかんやをすることで、鬱血を防いだ。二十三時過ぎ、今のところ、痛みはまったくない。

 仕事は朝イチで某航空系案件の構成案とコピーを納品し、その後は別の案件の企画書。夕方からはさらに別の案件の企画のための資料読み込みとノートづくり。作業中、外からサーッとカーテンを引くような音が延々と長くつづいているようなので、もしや、と思ったら雨だった。

 夕食はオムハヤシ。オムレツは妻が昼間のNHKの番組で紹介していた上手な焼き方を取り入れたようで、いつもよりもとろりととろけるような食感に仕上がっていた。いわゆる「ふわとろ」だ。

 

 ▼オムレツを食べるたびに、「美味しんぼ」にあったオムレツの話を思い出す。街の食堂でコックをするお兄ちゃんがオムレツ専門店のオムレツの焼き方に衝撃を受け、料理人としての価値観がひっくり返ってしまい、一流店に転職する話。

タマハシ たいめいけん オムライスパン22cm TM-107

タマハシ たいめいけん オムライスパン22cm TM-107

 

 

 アニメなら、この話。

卵とフライパン

卵とフライパン

 

 

マンガは、これかなあ……。  

 

 

 

違和

 五時四十五分起床。やはり起床直後は痛まず腫れもないのだが、身支度やら何やらと進めているうちに尻が擦れるのか、気づけばパチンコ玉大の腫れものがぷっくりとできあがっている。そろそろと触るとダルマのような形になっているのがわかる。血栓は一つではないということだろう。肛門科で処方された薬を塗布するのだが、調べてみるとどうやらステロイドが含まれているようで、使い始めてからテキメンに痛みが弱まった。だがこれは、同時に処方された痔に特化した痛み止めの内服薬の効果もあるのかもしれない。

 午前中は掃除。おとといだったらまったく作業できないほどだったろうが、今はどうということはない。尻に何かが挟まっているような違和感こそあるが、激痛ではない。鈍く痛む程度だ。

 新宿「墨繪」のパンで昼食後、仕事。某企業のパンフレット。表現よりも情報収集で難儀している。だが、求める情報が見つかりさえすれば、書ける。

 夕食は妻がハヤシライスをつくってくれた。付け合わせのサラダ、夕方に一緒に出かけた近所のスーパーで買った、いろんな色の、おそらくは品種も異なるミニトマトが詰め合わせのようになったパックを使っているのだが、色が違えば味も食感も異なり、あられのアソートを食べているような、食べ物以外で例えるなら次は何がでるかとワクワクしながらガチャガチャを楽しんでいるような、そんな感じだ。食べながら「99人の壁」。子どもたちの、好きなことに対するまっすぐさがおもしろい。

 肛門がある程度治るまではランニングも筋トレもできないので、簡単なヨガでつないでいる。今日は二十分ほどやってみたのだが、普段使わない筋肉を使うせいか、終了後にだるくなる。

 

 読書は「群像」2019年12月号をパラパラと。ブレイディみかこの連載がおもしろい。

 

 

 

円座

 五時四十五分起床。やはり痛む。午前中に打ち合わせが一本あるのだが、終わったら肛門科へ行くことにした。

 で、十一時、小石川へ。十二時まで打ち合わせをし、痛む下半身を気にしつつ歩いて後楽園へ向かいどこかで昼食を、と思ったが、ドームでエグザイルのコンサートがあるらしくてどこもかしこも人でごった返し。仕方ないので飯田橋まで歩き(歩いている間はさほど痛みが気にならなくなっていたのだが)、蕎麦屋で昼食を食べてから高円寺へ移動、肛門科へ。やはり外痔核で、完治までは一ヶ月。軟膏の使用と生活改善で治しましょう、切る必要はないし、切ったら最低で二日、三日か四日は休む必要があるといわれ、手術ナシで合意した。先生おすすめの円座クッションを購入する。

 戻って少し休憩してから仕事再開。円座クッション、いい感じだがアーロンチェアの機能は台無しになる。ま、仕方ない。国内寝具メーカーのもので体に負担をかけず体圧をうまく分散する構造になっているそうだ。真ん中に穴があるが、同じ素材で埋めることができる。治療が終われば、普通のクッションとして使えるようになっていてうれしい。

 

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ハイブリッドクッション(レギュラー) 紺 目立たない穴あきクッション