わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2007-11-14から1日間の記事一覧

町田康『猫のあしあと』

雑誌「FRAU」連載の猫エッセイ。前作『猫にかまけて』の続編。猫を通じて、生と死について考察をめぐらしているのは前作同様だが、前作より町田節が強く濃く炸裂している。猫のあしあと作者: 町田康出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/10/19メディア: 単行…

伊藤比呂美『ラニーニャ』

浜辺に打ち上げられた竹→娘の激ヤセ→鬱だった(内縁の?)夫と、欠陥住宅→家にアリ→日本に残した家と前夫→前夫とピアノ→……。 一見バラバラなようなのだが、すべてがどこかで連結しているように読めなくもない。「家族」のあり方、そして家族が集まり暮らす「…

桧アレルギー猫

六時三十分起床。夜中、花子に何度も起こされた。ぼくの髪の毛をなめたり胸の上に乗ったり側頭部に頭突きしたり腹にダイブしたりしては、布団に入れろだの顔を掻けだのゴハンをくれだのとうるさく注文する。ちょっと甘え過ぎだ。いったいどうした、と思いつ…