わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2008-06-22から1日間の記事一覧

諸星大二郎『栞と紙魚子の百物語』

ドラマ化もされた好評シリーズの最新刊。諸星大二郎と言えばぼくにとっては『西遊妖猿伝』の作者。もちろん『暗黒神話』や『マッドメン』も大好きなのだが、ウチのカミサンは『妖怪ハンター稗田礼次郎シリーズ』と、本シリーズが大のお気に入り。 正邪とは何…

松浦寿輝『巴』

後半にさしかかり、これまで読者が信じ込んでいたすべての設定がひっくり返される。物語の構築力に圧倒されっぱなしなのだが、推理小説ってこんなものなのかな。まったく読まないからよくわからん。巴作者: 松浦寿輝出版社/メーカー: 新書館発売日: 2001/05…

ひとりだけ違うのが

アホな夢を見た。教室の中は閑散としている。容姿も思考回路も自分は間違いなく三十八歳なのだが服だけは中学生。おなじクラスの者が数名残っている。その顔はどれもがたしかに中学生のときの友人ばかりなのだが、ひとりだけ違うのが混じっていた。 綾瀬はる…