わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2010-05-29から1日間の記事一覧

『灯台へ/ウルフ サルガッソーの広い海/リース』

これも「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」より。二作で一冊。 ヴァージニア・ウルフはとても気になっていた作家のひとり。ちょっと海外文学の読書量を増やそうかな、と思っていて、ならばウルフに挑戦してみよう、と思って買ってみた。さて、どーなんだろ…

トマス・ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』『ヴァインランド』

前者は、大学生のころからずっと読みたかったのだけれどなかなか手がでなかった作品。文庫化されていたのを最近知り、購入した次第。後者は「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」より。この企画、とても気になっていたのだがまだ購入したことがなかった。ピン…

堀江敏幸『一階でも二階でもない夜 回送電車II』読了

長いこと時間をかけて、毎日のウンコの友としてトイレに置いておいた。長グソは痔の大敵なので、ホントはこういうことをしてはイケナイのだが、このシリーズのエッセイは一篇がとても短くて2ページくらいで終わってしまうので、排便は3分以内と決めていても…

高橋源一郎『「悪」と戦う』

また章が変わる。舞台は一転、アタマの悪そうな、学級崩壊している高校の授業中の様子からスタート。高校生になったミアちゃんがいじめられている。ミアちゃんはその場で自殺してしまうが、背後霊の「日本軍」(正しくは「日本兵」だよね)に助けられる。そ…

五度/パン喰い/とっかえひっかえ

一時、花子が鳴き叫ぶ。水を飲ませ、ついでに自分は小便。二時、花子が鳴き叫ぶ。また水を飲ませる。自分は小便はせず。四時、花子が噛む。痛い、やめろ、と文句を言いながらゴハンを用意する。「銀のスプーン まぐろ・かつおにしらす入り」は大好きなようで…