わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2011-07-17から1日間の記事一覧

後藤明生『首塚の上のアドバルーン』

5章目「分身」。今度は太平記。ちらりと登場する兼好法師。その描写から、ほとんど情報が残っていない兼好の人となりを推察しようとしているのだが、そこに至るまでがクソ長くてクソ長くて、その冗長さがおもしろくてたまらん。そして太平記における殺しの描…

立川抜志 被災地復興支援落語会

木戸銭は、今回は資料代として1,000円。この収益で、黒板用のチョークをつくるメーカーであり知的障害者の積極的雇用でも有名な日本理化学工業の新製品「キットパスきっず」という、ツルツルなところに書くと水で落ち、紙に書く場合は水彩色鉛筆のように使え…

峯岸みなみ、あるいは二度と返されぬパンツ

二時半、四時、と二度も花子に起こされ、五時三十分に自然に目が覚めたのだが、自分にはもう少し寝る権利がある、いやそれは義務だ、たとえ暑くて寝苦しかろうと、義務ならばそれを守らなければならない、という内なる声を聞いたような気がし、もう一度寝る…