わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2014-06-28から1日間の記事一覧

古井由吉『鐘の渡り』

「机の四隅」。「机の四隅」という表現のある古い句の引用と解釈、そして私小説的なつぶやきとを、境界線はあいまいなまま、幾度も往復しながら、少しずつ作品世界が深まり、そしてずれていく。気付けば戦時中の記憶なのか、それとも創作なのか、よくわから…

気まぐれの空

五時四十五分起床。不安定な空。色味だけで見れば無表情の極みだというのに、いつわがままを言い出すかわからない気まぐれさに満ちている。 午前中はひたすら仕事。先日の取材を元にコピーを書き起こす。これまた先の見えにくい案件だったが、やりだせばすぐ…

大澤真幸「〈世界史〉の哲学」(63)

「群像」7月号掲載。「近世篇9 信仰の外注」。宗教別に見る奴隷制度の由来と親和性、あるいは奴隷制度と宗教の関係。主軸にあるのはイスラム教。社会システムの必然性としての奴隷。しかし奴隷であるという時点ですでに、その制度は崩壊の結末を迎える運命に…

予定を変える

六時三十分起床。あいまいな梅雨の朝。午前中はポッドキャストで「荒川強啓デイキャッチ」「たまむすび」など聞きながら掃除。仕事しようかと思っていたが、スケジュールを確認しなおすと、なんとかなりそうだったので休むことに。少し読書。軽く買い出し。 …