わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2015-04-05から1日間の記事一覧

結局、仕事と変わらない

二時半、騒ぐ麦次郎をなだめながらゴハン。花子がなくなってから、麦がよく騒ぐようになった。呼ばれる回数も要求の種類も確実に増えている。下僕のように感じるが、猫にとって多くの飼い主は弟や妹のようなものらしいというのを聞いたことがある。確かに人…

鷲田清一『〈ひと〉の現象学』

「5 私的なもの 所有の逆説」。 著者は、「わたし」という表現は誰もがそれぞれに「わたし」であることの了解を前提にしている、つまり、人が「わたしのこころ」「わたしのからだ」というとき、それはいわば〈制度〉化された表現であり、本質的には「わたし…

鷲田清一『〈ひと〉の現象学』

第四章「恋 「この人」、あるいは情調の曲折」。恋という感情の、人の内部、そして外部や対象との関連性、構造についての考察。キーワードは「襞」。恋とは対象者の肉体も精神も手に入れたいという所有欲のことであるが、それは自分自身と対象者との相似性と…