わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2015-05-31から1日間の記事一覧

大澤真幸「〈世界史〉の哲学 近世篇(18) 知性の不安」

「群像」6月号掲載。まだ半分しか読めてないんだけどさ。 前回は、中世までは分離していた知性の主体と経験が近世においては同一の主体に統一され、それが近代科学の成立や大航海時代のの冒険(探検)につながっていく、という話だったのだが、今回はこの過…

金井美恵子『砂の粒/孤独な場所で 金井美恵子自選短篇集』

「1+1」。小さな事務所で何かの研究のための資料整理の仕事をする男のモノローグ。男には事務担当の女性と、もう一人自分とまったくおなじ仕事をする同僚がいるように描かれているが、読み進めているうちに、どうやらコイツは男のもう一つの人格、ほとんどカ…

太宰治「富嶽百景」

昼間に観ていた番組にピースの又吉が出ていて、嵐のニノに大宰のよさをプレゼンしていたので、ふと思いついて、読み返してみた。基本的に大宰には無関心なのだが、この作品と「女生徒」は好きで、何度か読み返している。 だらしなくてなまけものな、大宰とお…

RICE/もう怖くない/季節の食

六時起床。昨日痛めた膝、ほぼ痛みは引いているようだが、階段を上ったり降りたりすると痛む。痛み、こわばる。筋が動くことを頑固に拒絶しようとする。何度かアイシング。そしてサポーターで圧迫。いわゆるRICE処理と言ったか、スポーツでのケガの場合の処…