わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・哲学・思想の読書日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2015-06-28から1日間の記事一覧

古井由吉『雨の裾』

「虫の音寒き」。秋の終わり頃のコオロギの鳴く音を中心に、例によっていくつかの話が比較的直線的ではあるが、部分部分で微かにつながりあいながら、語られていく。季節の終わりを告げるように、しかし実際は交尾のために鳴くコオロギの声は作中で、いつし…

大澤真幸「〈世界史〉の哲学 近世篇(19) 王は二つの身体を持つ」

「群像」2015年7月号掲載。ディエゴ・ベラスケスという画家が描いた、鏡ごし王の肖像を描いた「ラス・メニーナス」という作品を出発点に、西洋の王制に固有な、国王の身体の二重性(国王二体論)という特性について考察している。私的な人間としての国王=自…

奇妙な目覚め

六時起床。四時に一度、すでに日が高く昇っているのではないかという明視めいた勘違いとともに目が覚めた。その覚め方はしっかりと六時間以上眠ったときよりもよほど爽やかで、トイレで小便を済ませてもう一度横になってみたものの、ますます目は覚めるばか…