幼少期の空襲体験の記憶から、現在の自分の「老い」について。ここ数年のテーマのようで繰り返し書かれているが、今回の短篇は特に身体的な衰えに関する描写が（変な評し方だが）冴えに冴えている。 新潮 2015年 08 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 新潮社 発…

二時半、四時半、五時半、と小刻みに麦次郎に起こされる。五時四十五分に起床したはずだが、徹夜したような感覚がまぶたのあたりに、しつこくつきまとう。 仕事。某広告コピーの資料の読み込みと要点整理。暑いせいだろうか、集中はしているがスピードは明ら…