2017-03-26から1日間の記事一覧
昨年「新潮」に連載されていた連作。連載中も読んでいたのだが、二月に単行本が出たのでもう一度読むことにした。 「後の花」。ひとまず前半。早く咲いたのに寒さに苦しめられるこの年の桜、そして桜にまつわるさまざまな記憶が、複雑に交錯していく。その交…
六時三十分起床。空も室内も冷やす雨。今日もしっかり休めるのだが、出かけるのは少々気の引ける降り方に軽い悔しさを感じながら身支度し、例によってうるさく騒ぐ麦次郎の相手をし、ゲロを忘れた換羽中のコジコジのゲロではなく抜けた毛でいっぱいになった…
「群像」2017年4月号掲載。 仏教の本覚思想や進化論、さらにはヘルマン・ヘッセとトーマス・マンの作品の決定的な違いなど、さまざまなソースを引っ張り出しながら、原言語としての視覚について深く論じているのだけれど、いろんなものに言及しすぎていて、…