わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・哲学・思想の読書日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2019-02-06から1日間の記事一覧

冬の雨

二時四十五分、歯が抜けた夢で目が覚めた。そして五時、葵の遊ぶ物音で目が覚めてしまう。そのまままどろんでいたら五時四十五分、いつもの起床時間になった。 新聞を取りに行くと、ごく微かな霧雨が降っていた。路面はまんべんなく鉛色に濡れている。空も鉛…

保坂和志「鉄の胡蝶は夢と歳月に記憶は彫るか」(7)

「群像」2019年2月号掲載。猫との記憶、音楽の記憶、ドラマの記憶といった断片を、人との記憶が貫いていく。いや、違うかもしれない。すべての記憶を、すべての記憶が貫き合っている。だから記憶は、一直線に向かっていかない。複雑の網目状に広がる、ノンリ…