わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・哲学・思想の読書日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

エッセイ

瀬戸内寂聴「その日まで」(6)

「群像」2019年2月号掲載。 九十四歳の染色家で人間国宝の志村ふくみ、そして石牟礼道子との交友。彼女たちの家族と接することで、かつて家族を捨てたことに対する想いが去来していく。 この作品はエッセイだからほぼ事実なのだと思うが、寂聴さん、また転ん…

瀬戸内寂聴「その日まで」(4)

「群像」2018年11月号掲載の連載エッセイ。 今年の酷暑を乗り切った寂聴さん、なんとEXILEのコンサートに行っている。ご高齢、そして車椅子だというのに。すごいエネルギー。ホントのことかはわからないけど、エッセイとして書いているようだから、おそらく…

パスワードの闇

五時四十五分起床。曇天。しかし気づかぬうちに本格的な雨。塩害による電車のトラブルが気になっている。災害対策について考えるべき項目がどんどん増えていくってことだな。 仕事が谷間になっている。ビジネス書を読んでお勉強しておくつもりだったのだが、…

腱鞘炎と反知性主義

五時四十五分、セットしておいたアラームより先に手の痛みで目覚めた。こりゃ、やべえ。八時半、信頼している接骨院に「腱鞘炎っぽいのだけれど、見ていただけるか」と電話してみると、すぐ来なさい、とのこと。早朝にも関わらず灼熱と化していたが、そんな…

起きるまでルール

気づけば夕べも葵が添い寝していた。花子は寝入りっぱなの数分から十数分しか一緒にいなかったようだが、葵はいつまでも寝ているらしい。で、こちらが気づくといなくなる。恥ずかしいのか、「起きるまでルール」のようなものがあるのか。 ▼再掲。添い寝中じ…

猫がいなくて

五時四十五分起床。肌寒い朝。 たとえ一泊二日でも預かった保護猫たちがいなくなったことで、はやりの表現を使えば猫ロス、という状況になるのかと思ったがまったくそんなことはなく、いつも通りの朝。あの子たちのために購入し組み立てたものの、まだ片付け…

金井美恵子『新・目白雑録』

エアロバイク中にちまちまと読んでいる。冒頭ではDJポリスの話を、なぜ日本語では「おまわりさん」など職業に「さん」をつけるのかという問題を延々と。そして今日読んだあたりは佐村河内騒動。松本清張の『砂の器』を引合に出していた。 新・目白雑録 作者:…

金井美恵子「小さな女の子のいっぱいになった膀胱について」

「群像」2016年1月号掲載の、金井美恵子の特別寄稿文。 金井さんが気まぐれでふと読みはじめた藤枝静男著作集第一巻目に収録されている「志賀直哉・天皇・中野重治」に登場している園池公到(そのいけきんゆき)が、銀座線で偶然出会った将校の四、五歳くら…

『金井美恵子エッセイコレクション3 猫、そのほかの動物』

猫エッセイの章、ずいぶん時間がかかったけど読了。ちまっちま読んでたからなあ。緻密な観察力と時折見せる猫馬鹿っぷりに感銘。いや、共感って感じかな。 猫、そのほかの動物 (金井美恵子エッセイ・コレクション[1964−2013] 2 (全4巻)) 作者: 金井美恵子,金…

鷲田清一「ひとを「選ぶ」?」

「群像」2015年2月号掲載のエッセイ。年末の衆議院選挙に対する痛烈な批判、かと思いきや、実は内容はもっと深く、選挙の本質である「(自分の代わりとして)他人を選ぶ」ということの重さについて語っている。人を選ぶということは、条件に合致するといった…

赤瀬川原平、逝く

朝刊で、(尾辻克彦)が他界したことを知った。20代・30代は、彼の若いころのぶっ飛んだ芸術世界に憧れ、超芸術トマソンに関心を抱いて街をさまよい、尾辻克彦名義の小説や、赤瀬川原平名義のエッセイを読みふけっていた。講演会にも行ったことがある。 近年…