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わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・哲学・思想の読書日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

今年おもしろかったもの

今年おもしろかったもの、感慨ぶかかったもの 2016年

《文学》 ※新刊だけ ●奥泉光『ビビビ・ビ・バップ』 ●古井由吉「新潮」の連作短篇 ●瀬戸内寂聴「いのち」(「群像」連載中) ●磯崎憲一郎「鳥獣戯画」(「群像」連載中) ●保坂和志『地鳴き、小鳥みたいな』 おもしろい作品に出会えてはいるのだけれど、文芸…

今年おもしろかったもの、感慨ぶかかったもの 2015年

《文学》※新刊だけ ●奥泉光「ビビビ・ビ・バップ」(「群像」連載) ●いとうせいこう「我々の恋愛」(「群像」連載) ●筒井康隆『モナドの領域』 ●古井由吉『雨の裾』 ●高橋源一郎『動物記』 ●磯崎憲一郎『電車道』 ●上田岳弘「異郷の友人」(「群像」12月号…

今年おもしろかったもの 2014年

《文学》 ※新刊だけ個人的には、小説という表現形態がつまらないと思いかけていた一年だったから、振り返ってみるとこんなに良い作品があったということに驚いてしまった。やっぱり小説の可能性は無限だ。・金井美恵子『お勝手太平記』・古井由吉『鐘の渡り…

2013年

【文学/哲学/思想】 コレ!という作品がなかった印象だけれど、読書日記を振り返ったらすばらしい作品が多かったことに改めて気付かされた。高橋源一郎は期待通りの内容だが、いつも以上に迷走度が高い。多元宇宙的、というか。保坂和志の作品も迷走的だっ…

2012年

【文学】 前半は金井美恵子の『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』に打ちのめされた。『古井由吉自撰作品』のシリーズで初期の傑作を読めたのもよかったが、いくつかの作品は古本屋でボロボロの状態のものを100円で買っていたりしてい…

2011年

【文学】 妙に慌ただしかったので、がっつり時間をとって読書するのが非常に難しく……。関心は2010年同様、物語性を極力排除していたり、物語とは何なのかを問い直すような作品に強く惹かれた。高橋源一郎の『恋する原発』は、よくも悪くも問題作。どう扱えば…

2010年

【文学】 小説のことばかり考えていた気がする。昔は物語性の強い作品が好きだったけれど、ここ数年は、物語として破綻していたり、物語ってなんだよって感じの作品に惹かれた。しばらく遠ざかっていた海外文学をふたたび読みはじめたのも大きな変化。 古井…

2009年

【文学】 小説って何なんだろう。と常に考えつづけていた一年。答えはまったく見えません。 保坂和志「未明の闘争」(連載中) 奥泉光『神器 戦艦『橿原』殺人事件』 佐藤友哉『デンデラ』 【マンガ】 『西遊妖猿伝』はようやく諸星版西遊記らしい展開になっ…

2008年

【文学】 ダントツは町田康の『宿屋めぐり』。主人公が、「主」(と呼ぶ他者)に寄りかかるようにして成立させている依存性の高いアイデンティティが、珍妙な文体とともに迷走する。その不確実性が、時代の不安感にマッチしていた。古井さんの作品は「新潮」…

2007年

【文学】 生きることと死ぬことの意味をこれまで以上に深く考えさせてくれた『とげ抜き』と、物語(を語ること)の魅力を不思議な手法で教えてくれた『めぐらし屋』がダントツによかった。 2006年は文学復興の一年だった(わりには、個人的にはつまらなかっ…

2006年

【文学】 古井由吉『辻』 講談社「群像」(内容はもちろん、装幀も) 【マンガ】 安彦良和『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』 【音楽】 Nine Horses「Snow Borne Sorrow」「Money for All」 Keith Jarrett「Carnegie Hall Concert」 【ドラマ】 CX「結婚できな…