わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・哲学・思想の読書日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

小説

走って逃げた

四時、昨夜はいつもより長く働き遅めに寝たぼくの枕元に、葵が遊びに来た。布団のまわりをうろついたり、もぐりこんだり、急にパカラッパカラッとおよそ猫らしくない足音をたてて走ったり、高いところに登ってみたり、と好き勝手なことをしつづけている。こ…

レトルトとコメ

五時五十分起床。晴れ。しかし昨日に比べれば幾分肌寒い。この感覚が五月下旬として普通のことなのかどうかの判断がつかない。記憶を辿ってもヒントが見つからない。この時期の温度を感じるということを経験として体や脳みそにきざみこめていないのだろう。 …

めまぐるしい

五時二十五分起床。猛暑の朝は熱と日差しの強さとで早く目覚めがちだが、似たような状況に体が反応しつつあるのか。確かに夕べは暑かった。タオルケット一枚で十分眠れる。 仕事。せっせと某案件を進め、午後からは別の案件を進め、夕方はまた別の案件。まっ…

チャリに乗って犬を

五時四十五分起床。晴れているが暑さは感じず、はたしてこの日差しは、風は、肌の感じは、服の重ね方は、この時季として普通なのかどうか、まったく判断できなくなる。もっとも、感じ方やら着方やらを去年やおととしに合わせる必要はない。 仕事。某美容系案…

修行僧のように

五時四十五分起床。雨。傘を差さないとゴミ出しができない。 仕事。某美容系案件に終日取り組みつづける。 昨日から胃の調子が悪かったので、今日は朝、昼と水分のみで過ごしている。朝食、昼食は野菜ジュース。小腹が空いたら豆乳と甘酒を1:1にしたものをゆ…

無造作なバーナード・リーチ

五時二十分起床。おかしな夢を見た気がするが、夢の世界をひきずったりまどろんだり、といったことはまったくなく、むしろ目覚めた直後から頭が冴えているような、妙な感覚にとらわれている。しかし、そのくせ二度寝しているのだから始末が悪い。結局五時五…

うさんくさい天気/東西狂言の会

五時四十五分起床。篠突く雨。昨日の天気予報で脅されていたほど強くはないな、などとタカをくくっていたら、急に雨風ともに強くなり、傘を差してゴミ出ししないとずぶ濡れになる。メイストームという言葉があることを昨日の予報で知った。エイプリルストー…

停滞と前進と

五時過ぎには目覚めてしまったが、うだうだしているうちにいつもの起床時間になった。身支度と動物たちの世話を済ませてから、土曜日のランニング以降感じつづけている足の張りのケアのためにマッサージをしておく。 仕事。メーデーは大企業はみな休日になる…

ネコジャラシと怖がり

五時四十五分起床。昨夜の、悪夢のような鼻づまりはすっかり落ち着いている。だが、日中は空気と一緒に舞い上がっていたハウスダストや花粉が夜になると床に落ち、それが朝になって人が活動しはじめると一気に舞い上がってアレルギーを引き起こすこともある…

なんとなく水でつながる

五時四十五分起床。篠突く雨。家の裏手の善福寺川の水位が上がっている。水の流れは早い。水面に浮かぶ花びらや枯れ葉が一瞬で流れ去っていく。雨台風を思わせる。 十時、外出。小石川で某案件の打ち合わせ。資料を返却したのだが、かばんの中に水が浸食して…

がらっぱちさと、やわらかさと

五時四十五分起床。昨夜はトイレで二度も起きた。就寝前に足裏のマッサージを念入りにしておいたからか。それとも水分の取り過ぎか。はたまた、単なる老化か。 曇天。少し頭が重いのは、悪天候の予兆だろうか。 仕事。某案件の企画書づくり。 午後から雨がぽ…

夕暮れの新緑

五時四十五分起床。やや肌寒い朝。 仕事。ほぼ手離れした進行中案件の微調整的な対応を随時こなしつつ、自社サイトのリニューアルを進めている。 夕方、軽く散歩。原っぱ広場の八重桜はかなり散りはじめていた。メタセコイアの新緑が、夕方でも不思議なほど…

岡本学「俺の部屋からは野球場が見える」

「群像」2018年4月号掲載。タラタラと読んでいる。 主人公の元に届いた一冊のノートから、主人公は草野球に関する些細なレポートを送りつづけていた友人が亡くなったことを知る。主人公は出張に絡めて彼の住んでいた街へ足を運んでみるが…。 一方的に届きつ…

岡本学「俺の部屋からは野球場が見える」

「群像」2018年4月号掲載。「私」の元に、旧友の小笠原から突然手紙が届く。「私」とともに暮らしていた女性は不治の病に冒され日に日に弱っていく。一方、小笠原からの手紙には近況は書かれておらず、部屋から見える古びた野球場の様子ばかりが淡々と綴られ…

佐伯一麦「山海記」(16)

「群像」2018年4月号掲載。青年時代の思い出、アスベストとの戦い…水害の地の吊り橋の上で突風に吹かれながら、主人公は死んだ友に心の中で思い出を語りつづける。文体が急に変わった印象。だが、このモノローグはぐいぐいと人を引き付ける。なぜだろう。 群…

お気に入りの一枚

五時十五分、いつの間にか葵が来ていたが、うとうととまどろむうちに、どこかへ消えた。五時四十五分、きちんと起床。 仕事。某案件の企画書、別の案件の企画書、某案件の構成とコピー。 近所のベーカリー「そーせーじ」のパンで昼食。ここのパンは生地がう…

古川日出男「おおきな森」(3)

「群像」2018年3月号掲載。安吾を主人公にした二つ目の物語から派生するように、三本目の物語として現代を生きる小説家が登場。全体像がまったく見えてこない。 群像 2018年 03 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/02/07 メディア: 雑誌 この…

佐伯一麦「山海記」(15)

「群像」2018年2月号掲載。 土地に残る戦いの歴史に、水害の記憶が覆い被さる。その歴史や記憶は、感情や思想にバイアスをかけられることなく、淡々と語られていく…。 群像 2018年 02 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/01/06 メディア: 雑…

松浦寿輝「人外」(4)

「群像」2018年2月号掲載。 海辺の砂浜で、酒に酔った女性タクシー運転手と語り合う人外。彼女の深い悲しみ、そして何かが狂い、破綻している世界、その微かな連動性。人外は世界の内側にいながらも、外側にいるかのような視点で世界を観察し、旅をつづける…

頭が下がる

五時四十五分起床。マンションの前を軽く雪かきしておいた。幅1mくらいだけだが、多少マシだろう。新聞配達員の方が、徒歩で新聞を届けていた。頭が下がる。 仕事。急に忙しくなってきた。うれしい限りだ。 夕方、TFCCの治療のために接骨院へ。施術直後は痛…

古井由吉「野の末」

「群像」2018年2月号掲載。 秋から年末にかけての季節の移り変わりの中で、老作家はおなじく老いた人たちに、そして自分と同時代を生きる人たちに感心を向け、筆を想いのままに進めていく。戦中に記憶を失った孤児たちの老年、家族も思い出も失い孤独な状態…

古川日出男「おおきな森」(1)

「群像」2018年1月号掲載。ボルヘスだのマルケスだののパチモンが出てきたと思ったら、安吾と小林秀雄だよ。高橋源一郎の『ジョン・レノン対火星人』や『日本文学盛衰史』を思い出した。 群像 2018年 01 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/1…

金井美恵子『カストロの尻』

「カストロの尻 --Miscellany」。節目をセツメ。魂を塊と間違えているのかと思ったら、ホントに塊だった。 カストロの尻 作者: 金井美恵子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/05/31 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (9件) を見る amzn.to

金井美恵子『カストロの尻』

「「孤独の讃歌」あるいは、カストロの尻」。金粉ショーダンサー、会社のカネ使い込みおっさん、そして漢字の読み間違え。渦中→うずちゅう、案の定→あんのてい、芽ねぎ→いもねぎ。そしてスタンダールの『カストロの尼』→「かすとろのしり」。 カストロの尻 …

及び腰

新猫・葵の鳴き声で夜中に何度か目が覚めたが、どうやら大人の男の人とはほとんど接していなかったらしく、ぼくの姿を見ると萎縮し隠れてしまうので、気になったからといって様子を見ても逆効果になるのを恐れ、こちらまで萎縮し及び腰になってしまう。子猫…

金井美恵子『カストロの尻』

「廃墟の旋律」。ここにも「胡同の素馨」が登場。連作小説の魅力は多面性だと思うのだが、それを最大限に生かすための要素になっていると思う。あ、つながった、というおもしろさ。 カストロの尻 作者: 金井美恵子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/05/…

様子を見る

五時四十五分起床。今朝も身支度が緩慢だ。しかし寒いわけではない。 午前中は仕事。年末調整と賞与支払届の書類作成。まだ少し早いのだが、十二月は忙しそうなので先に手を動かした。 妻は個展会場へ。ぼくは新宿で網膜裂孔対策のUVサングラス探し。やはり…

D判定の日

五時四十五分起床。幾分緩んだ寒さにつられて、自分の気合いのほうも緩みはじめている。だが平日とおなじ時間に起きた。もっとも、身支度のペースは緩みの影響が強いようで、何かともたつく。 冬晴れというには少々早い気もするが、晴天。 午前中は掃除やら…

磯崎憲一郎×中島岳志「「与格」がもたらした小説」

「群像」2017年12月号掲載。小説とは個人の主張によって書くものではなく、小説によって書かされるものであり、作者は小説に仕える立場の者だ、といった趣旨。読解し固定的な読み方を強制する現代の国語教育への警鐘が、実はひな壇芸人の役割分担のような社…

堀江敏幸「二月のつぎに七月が」(8)

「群像」2017年12月号掲載。冷凍入れ歯。市場のお祭りに巣食うオトナの事情的なアレコレ。キリンみたいな体型の男性事務員の大道芸。形見の文庫本に付着していたなぞの赤いシミ。綿菓子。小ネタばかりで地味なのだが、グングンと作品世界に引き込まれていく…