わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

はじめてのパイロット

 六時五十分起床。台風を思わせる激しさで、雨雲が西の空へと流れていく。時折雲の切れ目が見えるが、後ろから押し寄せる別の雲にたちまち押しつぶされる。
 午前中は小石川で打ち合わせ。梅雨の終わりのころを思わせる蒸し暑さに辟易する。
 帰りがけ、新宿の伊勢丹へ。文房具コーナーへ行き、入院中の万年筆・センチュリーのピンチヒッターを物色してみる。コレクターではないので限定モデルや装飾の多い高価なものは除外。品質と書きやすさ最優先である。デザインのダサさには目をつぶる。予算は3万円以内。品質を考えると舶来モノも除外。個体差、いわゆる製品ムラが大きいのでなかなか買う気になれないのだ。狙い目は国産品に絞られる。愛用しつづけているセーラー、一度だけ買ったことがあるが満足できなかったプラチナ、そして未知の世界のパイロット。セーラーの、数年前に発売された新型の「プロフェッショナル・ギア」というベッタベタなダサいネーミングの商品がちょっと気になっていたのだが、試し書きしてみるとバランスが悪い。どうも手元がふわふわする。これなら定番品(とはいえ、最近モデルチェンジしたらしい)の「プロフィット21」のほうがいい。パイロットの同ランクの商品を試させてもらう。「カスタム742」というモデルだ。これが意外にも手に馴染むので驚いた。プロフィットより若干ボディは長めだが、そのぶん重心が後ろに行くらしく、これがぼくの握り方にはちょうどいいようなのだ。ペン先が柔らかいものと硬いもの、二種類あるが柔らかいものは早書きするとペン先がバタバタする感じで落ち着かない。硬いもののF(細字)がいい感じだ。これを購入することに。
 新宿「コーヒーBERG」で昼食をとってから帰社/帰宅。早速仕事しながらパイロットを使ってみる。昨日は手が棒のようになり、肩がボウリングの球になったようだったが、今日はラクである。インクフローもよい。大満足である。大事にしようと思う。