わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・哲学・思想の読書日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

小島信夫『うるわしき日々』

 息子がアル中で入院。妻はアルツハイマーの徴候が見え隠れしている。そんな状態におかれた主人公(おそらくは小島自身)は、なんだか外部とのコミュニケーションがみーんなズレている。事態は深刻なのに、どこかトンチンカンな感覚があるから悲壮さがつい笑いに、それも失笑に変わってしまう。ふっしぎだなあ。