わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・哲学・思想の読書日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

一風堂「MAGIC VOX」

 長らくCD化されなかった一風堂オリジナルアルバム五枚に、土屋昌巳のファーストソロ「RICE MUSIC」、見岳アキラのソロ「Out of Reach」、そしてお宝映像DVDの八枚がセットでいちまんごせんえ〜ん、の大変お得なボックス。一風堂は、アナログ盤で「Live and Zen」しかもっておらず、他のオリジナル作品はベスト盤に収録されているものしか知らない状態、もう十数年間「オリジナルをCDで聴きたいよ〜」と言いつづけてきたのだが、たのみコムなどの影響もあったのか、ようやく限定ボックスとして再発された。初期作品二枚は東京ロッカーズ的な雰囲気の中で土屋の攻撃性とエキゾ趣味、そしてお勉強コンプレックス(のようなもの)が渾然一体となって珍妙なビートを醸し出す。ニューロマ/テクノの影響をモロに受けた三作目「Radio Fantasy」は、時代を超えた傑作かも、というくらい完成度が高い。当時の流行のマネになっておらず、徐々に芽生えはじめた土屋のナイーブでセンシティブな面と過去の攻撃性が混じり合いそうで混じらない、そんな感覚が聴いていて危うく、そこにグイグイと引き込まれてしまう。四枚目は「すみれ」の世界と「Radio Fantasy」の中間、という感じかな。そして「Live and Zen」。これはライブアルバムの傑作だと思う。「RICE MUSIC」は「Radio Fantasy」と肩を並べる歴史的傑作。過去の愛聴盤でした。「Out of Reach」はまだ聴いてない。DVDもまだ観ていない。視覚的にはキツイものがあるかも。
 土屋の傑作は、4枚ある。「Radio Fantasy」と「RICE MUSIC」、土屋作品として上げるのは邪道だが、ツアーメンバーとして参加したJapan「Oil on Canvas」、そして孤高のポップス世界を構築してしまった「Life in Mirrors」。

MAGIC VOX 一風堂 ERA1980-1984(DVD付)

MAGIC VOX 一風堂 ERA1980-1984(DVD付)

RICE MUSIC

RICE MUSIC

Oil on Canvas

Oil on Canvas