わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

麦、怒る

 花子はいつもどおりだったかな。ちょっとわがままが多かったかもしれない。今はツメトギ台にされてボロボロになった古いOAチェアの座面の上で、ババくさい顔でじっと寝ている。時折、昨日購入した空気清浄機兼加湿器の、水タンクが立てるゴボゴボという音にビビクンと反応し、機械をじっと見つめたりしている。
 麦次郎、カミサンが午前中にリードにつないでベランダに出したのだが、お昼の用意をしたいので面倒を見てくれ、と言われ、それじゃ麦、もうおウチに帰ろう、とせかすと、まるっちい目でこっちをじっと見て、おそらくは睨みつけているつもりなのだろうが、そんな迫力はまるでないのがオカシくて笑ってしまう、とにかく情けない視線をこちらに浴びせながら、アギャミギャミギャ、とこれまたおそらくはドスをきかせているつもりなのだろうが、そんな迫力はまるでないのがオカシくて笑ってしまう、とにかく情けない鳴き声で鳴いて、ぼくの帰ろうという誘いを激しく拒絶した。無理矢理連れて帰ろうとしたら、激しく身体を動かして抵抗したのだが、どうやら寒かったらしく、すぐにハロゲンヒーターの前にいってベランダで寒風にさらしっぱなしで冷えきっていた身体を暖めはじめた。
 ぷちぷち、37g。しばらくあきらめていたペレットを与えてみたが、ゴハンを入れる容器から外に放り出していた。気に入らないと、すぐにこういうことをする。性格悪いよなあ。