わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

ウンコシッコゲロ

 四時、花子にゴハンをせがまれたのでしぶしぶ起床し、キッチンに行って夕べのうちにカミサンが用意しておいてくれた猫缶を開け、皿に盛り、さあ食べなさい、と勧め、ひとまずこれで朝のお勤めは終了だ、さて二度寝しようか、と布団に入ってみたものの、食べ終わってすっかり満ち足りた気分でいるはずの花子がフニャンフニャンと大騒ぎをはじめ、廊下をうろううろ、ぼくの布団の上をずかずか、そして時折イスの背もたれに爪を立ててバリバリ、と睡眠妨害のオンパレードとなり、やむなく再度起き上がり、花子をなだめにかかったのだけれど、これがちっとも落ち着かず、というのはおそらく花子は今日ウンコをするはずで、一日おきか二日おきにしかウンコをしない便秘症の花子は、ウンコが出そうになると、陣痛が来た妊婦さんみたいな苦しみでも味わっているのかどうかはよくわからぬのだけれど、とにかく延々と大騒ぎをし、それが排便し終えるまで続くのだけれど、よくウン気づくなんて表現をするが、このウン気というヤツは一度高まっても時間が経つと慣れてしまうのか、ウン気がウヤムヤになってしまうことがあるが、これはニンゲンだけでなく猫も同じことのようで、騒ぎに騒いで、何度もトイレをチラ見し軽く砂を掻いたりといったことを繰り返したあげくに結局ウンコをせずに、その後数時間眠り続けるといったことは日常茶飯事で、飼い主であるぼくは花子のウン気にふりまわされっぱなしなのだけれど、今朝もどうやらウン気づいているからで、一時間ほど大騒ぎをし、結局五時三十分ごろにブリブリとウンコしてくれたので、これで大騒ぎもおさまるはず、と安心したが、これが全然おさまらないのでなぜだ、なぜだと疑問に思っていたが、その後花子はオシッコもし、さらにその直後にゲロまで吐く始末で、どうやらこのゲロが騒ぎの源だったらしく、ウンコシッコゲロとフルコースやってくれたのだから、もう落ち着くだろうと思ったら、期待通りに花子はすぐ眠りにつきそのまま熟睡、そこまではよかったのだが、それじゃさて寝るか、と思ったものの、一時間以上騒ぎに付き合ったものだから、全然眠くなんかなりゃしないわけで、結局二度寝はすることなく、六時に起床し身支度をせっせとはじめてしまったのだった。
 雨。朝のうちは嵐。時間が経つにつれ雨脚は弱まったが、風は一向におさまらず、霧雨が横殴りに襲いかかってくるのには辟易した。
 仕事。介護関係の新規案件に取り掛かっているのだが、コムスン事件以来、業界全体がすっかりネガティブになっている。現場のヘルパーや介護福祉士の方々は大変だと思う。介護関係の資格の規定も変わるようだし、今は過渡期なんだろうなあ。
 すこし余裕があるので、雨の中、西荻窪の美容室「Rosso」へ。髪を切る。相変わらずのロン毛だが、春仕様にしてもらった。明らかに雰囲気は違うのだが、どこが違うのかがよくわからない。「おもちやさん」で大福を買って帰った。
 夜、石原さとみが出ているドラマ「パズル」を観る。自分のかわいさを武器に表裏を使い分ける策士の女教師が事件を解決するというキャラ設定はとっても「トリック」っぽいのだけれどギャグは抑えめ、懲りすぎたカメラワークやどっちらけのCGなどはほとんどないため、まあまあ安心して楽しむことができた。