わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・哲学・思想の読書日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

小川洋子『ブラフマンの埋葬』

 ブラフマンとは、とある出版社が運営するアーティストのタマゴ向けの宿泊所のような施設の管理人をする主人公が助け、飼うことになった謎の動物。姿の説明はあるのだが、何なのかははっきり記載されていない。うーん、ニホンカワウソ、かなあ。
 小川らしいフェティッシュな内容が前半から全開。もっとも、フェチの対象は明確にされていないのだけれど。ブラフマンの正体も、主人公の名前も、ほかの登場人物の名前も、すべてが曖昧なまま、物語だけが進んでいく。

ブラフマンの埋葬 (講談社文庫)

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博士の愛した数式 (新潮文庫)

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夜明けの縁をさ迷う人々

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