わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

三鷹公会堂「東西狂言の会」

 狂言大蔵流茂山家和泉流野村家の、毎年恒例の夢の競演。最初に野村萬斎が簡単に演目について解説してくれるので、とてもわかりやすい。
 現代日本お笑い界のコントにおける笑いのパターンの原形、ほとんどが狂言にあるのではないだろうか。そう思えるほど、狂言は奥深い。

  • 鬼瓦…茂山千作、茂山千三郎。人間国宝茂山千作、かなりのご高齢。短い演目でないと体が持たないのかもしれない。が、その存在感のスゴさといったら。
  • 隠狸…野村万作野村萬斎。のせて、のせて、のせて、我を忘れたところで、足元を掬う。このパターンも現代のお笑いには多いよなあ。とにかく、野村萬斎の声にしびれた。
  • 仁王…野村万之介。要するに間抜けな詐欺なのだが、そのマヌケっぷりが、さすが万之介。憎めない愛嬌さが、笑いを誘う。

狂言ハンドブック

狂言ハンドブック

狂言集 (新編 日本古典文学全集)

狂言集 (新編 日本古典文学全集)

世にもおもしろい狂言 (集英社新書)

世にもおもしろい狂言 (集英社新書)

野村萬斎 What is 狂言?

野村萬斎 What is 狂言?

狂言サイボーグ

狂言サイボーグ