わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

大江健三郎『水死』

 第三章「赤革のトランク」のつづき。「森の家」に集まった古義人、アサ、マサオ、ウナイコの四人の思い(思惑?)がすこしずつ重なりはじめる。物語が大きく動きはじめる予感。一方で、開けられた赤革のトランクの中には創作上役立ちそうな資料はほとんどない、というショックな状態…。
 つづいて第四章「冗談はつらぬかれた」って、なんちゅータイトルやねん。

水死 (100周年書き下ろし)

水死 (100周年書き下ろし)

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