わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

大江健三郎『水死』

 第六章「「死んだ犬を投げる」芝居」。朗読劇という形態での模擬議論。「先生」の自殺の最終的なフックとなってしまった「明治の精神」について。その登場の唐突さは、確かに変。『こころ』の特異性って、取り上げるとキリがない。

水死 (100周年書き下ろし)

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こころ (新潮文庫)

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