わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・哲学・思想の読書日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

三鷹市芸術文化センター「-初恋」

 作・演出、土田英生。1997年から公演を重ねている人気作品だそうだ。離島にある一風変わったアパート「ハイツ結城」に住む人たちの人間模様、というとありがちな話に思えてくるのだが、このアパート、実はゲイしか入居できない。おまけに離島=ド田舎だからゲイ・オカマの人たちに対する偏見は強く、アパートは町内会(だったかな)から立ち退きを迫られ、中高生からは石を投げられてガラスを割られたり、と苦難がつづいている。実際にこのような事件が起これば当事者はみな沈んでしまうのだろうが、うまくギャグを織り交ぜながら、エンタメ性たっぷりに見せてくれる。会場には頻繁に笑いが起き、それはときに大爆笑になった。ぼくも実際、腹の皮がよじれそうになった。
 田中美里、たしか三十代半ばなのだが、ゲイの父を持ち、ゲイに囲まれて暮らすピュアな心を持った優しい管理人さんを熱演していた。成熟した大人の魅力の強い人だと思っていたが、彼女の演じる管理人は少女が汚れぬまま大人になったようで、ホントに田中美里なの? と驚いた。そして、殿こと今井朋彦。自分のこだわりが捨てられないが故に周囲とうまく折り合いを付けながら生きることのできない、不器用なオカマの強さと弱さを、巧みに演じていた。決して美形ではない(失礼!)顔ではあるが、彼が登場すると場の雰囲気が一変し、シリアスなシーンも明るく見えてくるから不思議だ。ほか、ゲイかと思ってこのアパートに住んでいたけど女性が好きになってしまったために退出することになった寿司屋見習いの少年に惚れられてしまった牛乳配達のおばちゃん役の千葉雅子、この離島で水商売をしていたが立ち退きすることになってしまったちょっとマッチョなゲイ役のラーメンズ片桐仁も好演。いやあ、見所満載でした。
 三鷹市芸術センターは6月13日まで。その後、福岡・愛知・大阪でも公演予定。

自家中毒―ある劇作家の肖像

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朗読で聴く「冬のソナタ」下巻

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