昨夜から食が細くなっている。ほとんどゴハンを食べない。ニンゲンも体調を崩しやすい季節だ。セキセイインコもおなじだ、とトリ専門の動物病院の先生が言っていたような記憶がある。夏バテかな、と思っていた。一晩寝れば治るか、とタカをくくっていたのだが、朝になっても食欲はないままだ。こりゃまずい、と思ったのだが、1日3.5gという食事制限をしているところ、食べたくないようだから、と食欲にきっかけになるよう、ぷちの大好物である粟穂を与えてみると、すぐに飛びつき、無我夢中になってむさぼりはじめた。なんなんだ。つづいて、朝与えたときから分量の変わっていないゴハン(1gちょっと)を一度除き、ドバーッとたくさん入れてあげたら、やっぱりこれも食べている。どうやら、ダイエットに飽きてしまったようなのだ。というよりも、食事のつまらなさにキレた、と言ったほうが正確かもしれない。もし言葉を(猿まねではなく意思疎通の手段として)使えたら、毎日おなじメシなんてイヤなんじゃー、たまにはおもいきり食いたいんじゃ―、量が少なすぎるんじゃ―、ゴハン入れの底が見えてるってどういうことじゃー、と不満ばかり言っていたと思う。
ただ、夜になるとまた食欲低下気味になってしまった。明日は病院に連れて行ったほうがいいだろうか。
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