あまり仲よくない知り合いから、無理やり「これは傑作だから」と思い出のアルバムを見させられたときとおなじ気分になった。写真集で鑑賞するときとまったく違う気分になってしまうとは、どういうことだ? と思ったが、どうやらこれは作品の展示の仕方によるものらしい…。
芸術とか美術作品って「これはなんだ?」や「これはスゴい」「こんなの描いた(撮った)か」といった気持ちが出発点になって、そこからグイングインと作品世界に引き込まれ、いつしか見る側は「なんでこんなの描いたんだろう(撮ったんだろう)」「ここに描かれた(撮られた)人はどんな一生を過ごすのだろう」といったことを暴走的に考えるようになる。ところが今回の企画展は、この気持ちをまったく無視した演出になっていたように思えてならない。
最後に一言。ぼくは梅佳代の作品は大好きです。
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