わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

猫は休日を知っている

 六時起床。部屋の中の冷え込んだ空気に、昨日もおなじような冷え込みだったというのに違和感を感じた。いや、違和感は冷えた空気ではない、別の何かから感じているのかもしれない。ひとまず窓を開けてみる。夏の陽の暮れはじめを思い出させるオレンジ色の朝焼けに染まった家々が目に飛び込む。ああこれか、と納得。身支度、掃除、ドウブツの世話。
 落ち着いたところで仕事。麦次郎は干し終わって畳んでおいた布団の上にロールケーキの断面みたいに丸まってグースカピーと熟睡しているが、花子はぼくが仕事をしているのが気に入らないらしく、たびたびフニャンフニャンと鳴いて邪魔をした。今日のように休日に仕事をしていると、邪魔の仕方も激しくなる。どうやらその日が本来お休みすべき日なのだということに気づいているらしい。というよりも、休みなのに働かなきゃいけない状況になってしまった自身のスケジュール管理力や調整力、交渉力などの低さに嫌気がさしているぼくの心を感じ取り、それに反応している、ということなのだろう。

 カミサンが風邪気味。ずっと寝かせておいた。したがって夕食づくりはぼくが担当。馬鹿の一つ覚えのようにカレーをつくった。牛肉、にんじん、ジャガイモ。牛肉はニンニク、生姜、トマトジュース、赤ワイン、めんつゆで圧力鍋を使って煮込んだ。ルーは、念入りに炒めた玉葱に、クミン、ターメリックコリアンダー、メース、シナモン、クローブ、チリパウダー、ブラックペッパーに市販のカレー粉を少し混ぜたスパイスを入れて煮汁で溶いてつくった。仕上げにココナッツミルクパウダーを大さじ2くらい入れてまろやかさを出そうとしたら、まろやかになっただけでなくとろみも出てきた。ココナッツミルクにはグルテンか何か、ねばっとする成分が含まれているのだろうか。
 夜はのんびり過ごした。