わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

らしい

 六時三十分起床。窓が結露しているが冷え込んだという実感はなく、むしろ失われたとつい先日まで思い込んでいた秋という季節がまた戻ってきた、そしてこの朝はまさしく秋の朝なのだ、と強く思えるのだが、それはひょっとすると素直にそう感じているのではなく、そうであったらいいという願望が先にあり、そこに現実がわずかに重なりあったので、その重なった部分を無意識のうちに、勝手に、理想的な内容に拡大し改変しているだけなのかもしれない。
 午前中は久々に善福寺川沿いの遊歩道を走った。およそ一カ月ぶり。走り出した途端に足の重さと呼吸の細さを同時に感じてしまい情けなくなったが、道路からちょっと目を逸らすと見えてくる家々の庭に咲く秋咲きの薔薇や青々とした実をぶら下げた柑橘類の木、群生するネコジャラシなどに救われた気がする。要するに、気が紛れたというだけなのだが。カルガモオナガガモコガモ(子ガモではなくてコガモという種類)、ハクセキレイキセキレイ、スズメ、散歩中の犬、ウォーキングするジジババ、ばっちりコーディネートのランニング女子、意味不明の蛇行をする中学生。もうすぐゴール地点(ようするに自宅)、というところで、突然目の前に何かが落ちてきた。鳥の肉片のようだ。視線を上げると、柿の木の枝にカラスが止まっていた。どうやら捕まえて食べた鳩を落としたらしい。
 帰宅後は掃除。終わってからは猫をあやしながら読書。
 昼は「メレンゲの気持ち」を観ながら、クイーンズ伊勢丹で購入した富士宮焼きそばを食べた。具はキャベツと豚肉と揚げ玉だけ。ソース味だが、上から鰹節の粉をかけて食べる。うまいが、なんだか物足りない気分になる。そこがB級らしさ、ということか。
 午後からはカミサンと吉祥寺へ。噂の「コピス吉祥寺」を覗いてみる。こじゃれた店がわんさかと入っている。イデアとかケユカとか、あまり利用することはないだろうが、ウィンドウショッピングにはなかなかおもしろい。ジュンク堂も入っているが、他の街にあるジュンク堂とほぼおなじだろうから、特に観なかった。ロジャースで猫砂、猫缶を買ってから帰宅。
 夕食はこれまた久々につくった。ニンジン、タマネギ、長ネギの青いところをミキサーですり下ろし、トマトジュースを加えて伸ばしたものをベースにしたカレー。ルーはつかわない。カレー粉をベースに、クミン、コリアンダーターメリッククローブ、シナモン、カイエンペッパーなどを加えてアレンジした。爽やかめにつくるのがマイブーム。具は鶏肉、ぶなしめじ、かぼちゃ。
 たいしたことはしなかったが、きちんと休日らしいことをできたので満足。