わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・哲学・思想の読書日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

大江健三郎「晩年様式集」(8)

「群像」9月号掲載。章タイトルは「死んだ者らの影が色濃くなる」。妻の兄で自殺した映画監督の塙吾良が録音した大量の「声」と古義人が向かい合う『取り替え子(チェンジリング)』に関するエピソード。大江さんは、自分の分身とも言える作中人物の長江古義人に、自作の総決算をさせようとしているように読めるのだが、とにかく自虐的すぎる…。

群像 2012年 09月号 [雑誌]

群像 2012年 09月号 [雑誌]

取り替え子 (講談社文庫)

取り替え子 (講談社文庫)

チェンジリング 取り替え子

チェンジリング 取り替え子

大江健三郎の作品はこちら。『万延元年のフットボール』は必読。