わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

大江健三郎「晩年様式集」(9)

「群像」10月号掲載。伊丹十三をモデルにしていると思われる自殺した映画作家・塙吾良に関するエピソードがつづく。なんだか本作、よく読むと変なことばかりしているのだが、それでもスタンダードな文学作品として読めてしまうのは、やはりバランスが取れているからだろうか。実験性と物語性のバランスというか。

群像 2012年 10月号 [雑誌]

群像 2012年 10月号 [雑誌]

大江健三郎の作品はこちら。最新作は新聞連載されていたエッセイをまとめた『定義集』。