前作はゼルダの最高傑作だと思うのだが、ヴォーカルのサヨコは歌の音量が絞られたミックスなので気に入っていないらしい。絞られているからこそ、あの完成度の高さに到れたと思うのだが。
後者は思春期的なアンバランスさが狂気的な魅力となって襲いかかってくる傑作。未成熟な思索の落とし穴が、そのまま歌詞となりメロディとなって、聴く者を、そして歌い演奏する彼女ら自身を奈落に引き込む。その奈落もお花畑的な暗黒とでもいおうか、奇妙な深遠さがあるのだが。
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