わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・哲学・思想の読書日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

中上健次『異族』

 日本という国では異族と見なされる男たちの苦悩や怒り、悲しみ、そしてあがきを描いているはずの作品が、いつしか国境を超えて、アジアにおける異族となりつつある。そこでもっとも大きな存在となっているのは怒りだ。相手をつぶしてしまおうと互いに画策しあうことで成り立つ奇妙で危うい均衡に、異族の男たちは違和を覚え、自身のアイデンティティを、心の拠り所を再確認する。

異族―中上健次選集〈2〉 (小学館文庫)

異族―中上健次選集〈2〉 (小学館文庫)

異族

異族

中上健次の作品はこちら。『千年の愉楽』が映画化されるよ。
中上健次 (別冊太陽)

中上健次 (別冊太陽)