わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

和製英語

 六時起床。ここ数日は花冷えがつづいていたようだが、昨日の雨が去るのと入れ替わりで暖気が来たのか、外にでると空気が妙に湿っぽくて、ぬるい。風はほとんどなく、ぬるさが静かに揺らめいているような感覚が皮膚から脳へと伝わってくる。
 カミサンは麦次郎を連れて病院へ。三ヶ月に一度の健診。ぼくは仕事。韓国人が書いた英文の資料を読み込んでいた。韓国でしか使われていないらしい、妙な英語表現があるのを見つけた。和製英語みたいなものだろうか。
 十二時三十分、麦次郎が帰宅。若干クレアチニンの数値が上がっているようだが、許容範囲だったようだ。
 午後は麻布十番にて打ち合わせ。その後、新宿の家電量販店をまわって資料集めと店頭視察。疲れた…。

[読書日記]ジェームズ・ソルター/岸本佐知子訳「楽しい夜」

「群像」4月号掲載。ソルターは日本ではほとんど紹介されていない作家らしい。岸本さんが訳した『変愛短編集』に一編だけ収録されているようだ。この作品はいわば、アメリカ人女性の女子会の様子なのだが、短い作品にもかかわらず、最後に作品世界を一瞬であざやかにひっくり返す仕掛けがされていて非常に面白かった。この作家、もっと(日本語で)読みたいけれど、今の日本の出版事情を考えると、むずかしいんだろうなあ…。

群像 2013年 04月号 [雑誌]

群像 2013年 04月号 [雑誌]

変愛小説集

変愛小説集