わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

古井由吉「雪の下の蟹」

 大雪がつづく。ハンコ屋に下宿する主人公は雪下ろしを手伝う。雪下ろしの作業は幾日もつづくが、雪はなお降り止まない。今より四十年くらい前の話だ。雪によって交通機関がマヒすれば、地域はたちまち孤立する。
 古井さんにしては、珍しくストーリーが明確な気がする。

雪の下の蟹・男たちの円居 (講談社文芸文庫)

雪の下の蟹・男たちの円居 (講談社文芸文庫)

古井由吉の作品はこちら。