わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

花子様の誕生日

 夜中、のどが渇いたので起き上がって枕元に置いた浄水器から水を飲み、一息ついたところで何気なくスマホの電源を入れてみたら、桜塚やっくんが事故で亡くなったというニュースが目に入った。彼の芸を観たのはテレビで1回くらいしかないのだが、ビジュアル面でのインパクトの強い芸人だったからしっかり覚えてはいた。ご冥福をお祈りしつつ、あらためて布団に入った。
 六時三十分起床。雨は上がったようだ。身支度、動物の世話、そしてシリアルでの朝食。便意を催しトイレに駆け込むと、白いのがずっぽずっぽと出てきた。これでほぼ終わりかな、と思ったら三十分後にもう一度出た。
 今日からはじまった「仮面ライダー鎧武」を観てみる。錠前、鎧、刀、というモチーフは理解できるのだが、ストリートダンスとフルーツというよくわからん要素がそこに加わり、とんでもなくおかしな世界観を構築していた。空間に穴が空きそこから降りてきた大きなみかんが頭にずっぽしとかぶせられ、その皮がぺろーんとむかれるとそれが鎧やカブトになるという変身の仕方がものすごく気に入った。でも、どうだろ、「仮面ライダーフォーゼ」は昭和ライダーリアル世代のぼくでもすごく楽しめたが、その次の「仮面ライダーウィザード」は全然ダメだったから、本作も途中でキツくなるかもしれない。
 つづいてNHK Eテレの「日曜美術館」を観る。高村光太郎。手のブロンズ作品の異様な魅力は何度か現物を見たのでよく知っているが、蝉、柘榴、白文鳥といった木彫のシリーズは知らなかった。素朴なリアリティの中に、ふしぎな生命観、ぬくもりが感じられる。
 掃除を済ませ、久しぶりにランニングへ。アキレス腱炎と気管支炎でしばらく走れなかったのだ。ペースを抑え目にして11kmほど。涼しいせいか、今日はランナーが多かった。動物も多かった。オナガガモカルガモハクセキレイオナガ、スズメ、猫、犬(シベリアンハスキーが数頭いたのには驚いた)、コサギ、アカトンボ、蝶いろいろ。あちこちでキンモクセイが咲き、ギンナンの実がアスファルトでつぶれていた。
 昼食。食後はしばらく「開運なんでも鑑定団」を眺めていた。おもしろいなあ。不動産屋のおばちゃんが出張鑑定で出品していた藍色の丸い壺は実物をぜひ観てみたい。
 午後は昼寝。二時間ほど爆睡し、009みたいな壮絶な寝癖ができた。
 日が暮れてからはクイーンズ伊勢丹へ。お刺し身、カブとブリの押し寿司、根菜サラダを購入。お刺し身は花子に分けた。花子、今日で十八歳になる。人間でいうと八十八歳、米寿に相当するらしい。だが、そんなふうにはまったく見えない。多少の体力の低下はあるが、十年くらい前から見た目も行動もまったく代わらず、驚くほど若々しい。麦次郎は慢性腎不全で週3回ほど皮下輸液をしているものの、それ以外は本当に元気で、これまた体力の低下は感じられるものの、本当によく遊ぶし、顔もどんどん若返っているようにすら見える。ウチの子たち、どうなってるんだ? ま、ここまで来たら2人とも夢の二十歳越えをしてほしい。