【文学/哲学/思想】
コレ!という作品がなかった印象だけれど、読書日記を振り返ったらすばらしい作品が多かったことに改めて気付かされた。高橋源一郎は期待通りの内容だが、いつも以上に迷走度が高い。多元宇宙的、というか。保坂和志の作品も迷走的だったが、こちらは作品世界を意図的に迷走させることで偶発的なコンテクストを生み出そうとしているようで、あきらかに源ちゃんと狙いが違う。「新潮」で古井由吉が連載していた連作短篇、はよ単行本化してほしい。「群像」の連載だけど
【マンガ】
『失踪日記』の続編は待ち望んでいたし、期待以上の内容だった。「009完結編」は描写がグロすぎてショッキングだった……
【音楽】
なし。土屋さんの新作、楽しみにしていたのだが期待外れだった……。
【ドラマ】
「あまちゃん」は生活の一部になってしまった。「リーガルハイ」、見ていると元気になる。「孤独のグルメ」、見ているとどんどん腹が減る。
【映画】
見たい作品は本当に多かった。というのに、この2本しか見てないなあ。「エリジウム」は、ハリウッド映画も捨てたもんじゃねーなと改めて思った作品。「舟を編む」は、制作の世界で働く人間として強く共感できた。
【美術】
美術館からさらに足が遠のいてしまった一年。記憶に残る企画展はなかったなあ。
【その他】