わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

赤瀬川原平、逝く

 朝刊で、(尾辻克彦)が他界したことを知った。20代・30代は、彼の若いころのぶっ飛んだ芸術世界に憧れ、超芸術トマソンに関心を抱いて街をさまよい、尾辻克彦名義の小説や、赤瀬川原平名義のエッセイを読みふけっていた。講演会にも行ったことがある。
 近年は作品から離れがちだったけれど、関心があったことは間違いないし、何よりもTwitterなどで時折公開される最近書いたと思われるイラストや文字は、筆跡がおぼつかなくてものすごく心配だった。その心配が、最悪のかたちになってしまった。だが、ひょっとしたらもう、原平さんの生涯の仕事量はもう十分すぎるくらいだったのかもしれない。すべて終わらせ、ゆっくり休む時期が来ていたのかもしれない。そう自分に言い聞かせながら、哀しい記事を目で追った。ご冥福をお祈りいたします。

 

赤瀬川原平 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)

赤瀬川原平 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)

 
千利休―無言の前衛 (岩波新書)

千利休―無言の前衛 (岩波新書)

 
超芸術トマソン (ちくま文庫)

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路上観察学入門 (ちくま文庫)

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赤瀬川原平の作品はこちら。

 

父が消えた (河出文庫)

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肌ざわり (河出文庫)

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贋金づかい

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尾辻克彦の作品はこちら。