わが家のオスのほうの猫、麦次郎には二つの持病がある。一つは慢性腎不全、そしてもうひとつが癲癇だ。癲癇は突然起こるわけではなく、ムギの場合は必ず物音が引き金になるということがすでにわかっている。例えば、市販のおせんべいなどを買うと入っているプラのトレイの音がダメだ。低気圧が来ている時は特に敏感になり、レジ袋をクシャクシャッと丸めた時の音でも発作が起きてしまう。気をつけていれば大丈夫ではあるが、それでも意外なきっかけで、1〜2ヶ月に一度は発作を起こしてしまう。命に別状はないらしいのだが、痙攣しながらのたうち回るのだから、体力は相当奪われるだろう。そんな姿、飼い主としては見たくない。
最近、掃除機をかけている時にビクビクッとすることが増えた。愛用するミーレは本体が重たいので、ちょっとした段差にぶつかったり乗り越えたりするときの音が、かなり大きい。これがアカンようになってしまった。麦次郎を別の場所に移して掃除すればいいのだが、これがうまくいかない。花子と麦次郎は大げんかをして以来、再発防止のために家の中で別居させているから、顔をあわせない場所に移すというのができないのだ。
いろいろ考えたが、だったら本体が存在しないコードレス掃除機を使えば問題は解決ではないか。というわけで、コレを購入した。かなりのハイパワーらしい。期待している。
↑この人が癲癇持ち。
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