「群像」8月号掲載。環境は壊滅的になって東京には人が住めなくなり、経済は破綻、高齢化は極端に進んで100歳で普通の老人、どうやら寿命は120歳以上という状況、若者は職に就けず、子供たちはカルシウム不足、生きる力をほとんど失いかけており、国際問題もややこしいことになって鎖国状態にある日本に住む100歳を超えているらしい老作家とその曾孫の物語。多和田葉子らしい文体が、過酷な状況を淡々と語る。
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/07/07
- メディア: 雑誌
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