2015-03-09 保坂和志『カフカ式練習帳』 読書日記 小説 日本文学 死の直前の猫の匂いとベケットの一節の話は胸と脳みそにグサリと刺さってくる。一方、高架線に犬が迷い込む話と子どものけんかにゴジラという名前の犬が乱入してくる話はおかしくてたまらない。基本、猫は悲しいけれど幸せで、犬はおもしろくて幸せ。そんな感じだな、この作品においては。 カフカ式練習帳 作者: 保坂和志 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2012/04/18 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (13件) を見る 朝露通信 作者: 保坂和志 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2014/10/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る 保坂和志の作品はこちら。