ロッパー - わたしが猫に蹴っとばされる理由

　昨夜はブランド牛のステーキなんぞ食っちまったわけだが…ブランド牛なんてもうダメだ。アブラがきつかったのだろうか。夜中に突然吐き気を感じ、そのまま十五分ほど布団の中で悪夢にうなされるように、でも悪夢ではなく現実としてうめきつづけ、とうとう我慢ができなくなり、トイレに駆け込んでしゃがみ込み、以下省略だが、要するに、ロッパーである（ロッパーの意味がわからない人は榎本俊二「えの素」を読んでください。下品すぎて引くけど）。その後、気分が悪すぎてしばらく眠れず。何時のことだったかわからないが、おそらく小一時間は睡眠時間を奪われたのではないか。六時に目覚ましが鳴ったが、三十分間起きられず。身支度をし動物たちの世話をしてから、一時間ほど横になった。

　体中に毒がめぐっているような倦怠感をずるずるとひきずるようにして掃除。そしてアイロン。体を動かしていると、少しずつマシになってきた。昼食はごはんと漬物でシンプルに済ませた。

　午後は仕事。最悪を脱した後の体調は集中力や効率性の向上につながるのだろうか。あっという間に予定していた分のコピーが書き上がった。その後はまた睡眠をとることに。だが、二度ほど麦次郎に起こされた。横になるぼくをじっと見ながら、でかい声で延々と鳴きつづけた。起きろと言っているらしい。起きても別に用なんてないくせに。

　夕方は軽く体幹トレーニングをしてから、全身に溜まった毒を流すような気分で、長めかつ念入りにストレッチ。

　夕食は野菜とササミで軽く済ませた。テレビ東京の「お客の入らない店」を取材した特番を観る。すごい企画力、そして取材力。お客が入らなくてもやっていける店の仕組みがよくわかった。おもしろいなあ。