わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

戸田山和久『哲学入門』

 ひとまず前書きみたいな序章みたいなところしか読んでないんだけどね。
 こういう本は三木清とかヤスパースとか木田元とかの大御所哲学者が書く物なのだろうけれど(木田元が書いたのは『反哲学入門』だけどね)、実際にはそうでもないようで(ぼくは尊敬しているけれど一般的には大御所とは呼びにくい竹田青嗣なんかも書いてる)、本書を書いた戸田山和久もその一人かもしれない。というか、この本を買うまでこの著者のことを知らなかった。
 哲学や現代思想の入門書というのはわかりやすくて好きなのだが、本書は今までぼくが読んできたものとはまったく異なる性格のものだ。唯物論を軸に、科学的な観点を交えながら、「意味」とは何か、「自由」とは何か、といったことを、ものすごーくカジュアルな(でも時折キリリとした)文体で論考している。各章のタイトルだけを抜き書きしてみると、こんなふうになっている。

  • 意味
  • 機能
  • 情報
  • 表象
  • 目的
  • 自由
  • 道徳

 

個人的には、「機能」というのがものっすごく気になっている。哲学ではなかなか取り上げられないテーマだから。

 

 

哲学入門 (ちくま新書)

哲学入門 (ちくま新書)

 

 

哲学入門

哲学入門

 

 

反哲学入門 (新潮文庫)

反哲学入門 (新潮文庫)

 

 

哲学入門 (新潮文庫)

哲学入門 (新潮文庫)

 

 

自分を知るための哲学入門 (ちくま学芸文庫)

自分を知るための哲学入門 (ちくま学芸文庫)

 

戸田山和久の著作はこちら。 「哲学入門」的な書籍はこちら。