2015-11-21 上田岳弘「異郷の友人」 主人公が記憶を共有している(と妄想している? それとも現実に?)、淡路島の新興宗教の教祖に驚くべき真実が。そしてもう一人の記憶共有者、アメリカのハッカーJにも驚くべき真実が…。 一人称小説なのに「神の視点」をもつ多元描写になっている。物語構成と主人公の設定によっては、こういう書き方も可能、ってわけだよね。奥泉光「ビビビ・ビ・バップ」も同様だった。 新潮 2015年 12 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2015/11/07 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (1件) を見る 上田岳弘の作品はこちら。