わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

声をかける、何度でも

 五時四十五分起床。ぷちぷちのカゴ掃除、体重測定、給餌量の計量、投薬、そしてカゴ掃除中の軽い遊び、という毎朝の日課がいきなりゴソッとなくなってしまい、少々戸惑っている。調子が狂う。あわせてさみしさが押し寄せてくる。だがそのさみしさが、狂った調子に飲み込まれて、なんだかおかしなことになる。ひとまず写真には声をかけてみる。何度も、何度も、思い出すたびに声をかける。二月になくなった花子に対してもおなじだ。いまだに声をかける。かけることによって、自分のなかで整理がつく。花子については整理なんてとっくについているというのに、いまだに声をかけている。内容は他愛もない。いいこだねえ、とか、かわいいねえ、とか。

 晴れやかな冬空。浅いブルーが広がり、黄金色の朝日が屋根や壁や落葉で裸になりかけた木々を中途半端にまぶしく照らしている。その、照らし具合、照らされ具合が、どことなく寒々しい。まだ息は白くない。チュウサギだかダイサギだか、が大きく羽ばたき東のほうへ消えた。

 フルグラと豆乳ヨーグルトで朝食。麦次郎にマッサージとブラシかけをしてから掃除、そして仕事。複雑なパズルをしているような紀文。

 カミサンが焼いてくれたパンで昼食。そして引きつづき仕事。

 十六時、ちょっとだけ近所のコープへ買い出し。昨日ほど寒くない。だがついポケットに手を突っ込んでしまう。

 十七時、珈琲と雪見だいふくで休憩。そしてランニングへ。12kmを、1時間7分くらい。出だしは寒かったが、すぐに上着が鬱陶しくなってきた。ドウブツはアオサギを見かけたくらい。あとは散歩中の犬ばかり。

 夕食はスダチと醤油をつかった大根おろしソースでとんかつを食べた。食べながら「THE MANZAI」。ここ数年、お笑い関連の賞モノの番組は一切観ていない。芸と争いが一緒になっているというのが、どうも受け入れにくくて見ていられないからだ。「笑わせたい」と「勝ちたい」をうまく両立(というよりは融合?)できればおもしろくなるのかもしれないが、そんな器用なことができる漫才師はそうそういないと思う。

 爆笑問題の太田が「はい、こちらポンポコ商事です」を言ってくれたのが一番おもしろかった。