わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・哲学・思想の読書日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

カズオ・イシグロ/土屋雅雄訳『わたしを離さないで』

 ヘールシャムの子どもたちの性事情。保護官と呼ばれる教師兼監督者たちから子どもたちはきちんと性教育を受け、性行為自体は正当な権利として認められているものの、当然ながらきびしい寮生活でそんなことは滅多にできるわけでもなく。…というくらいの話ならありふれているわけだが、彼らは子どもを産むことができないということを知らされており、かつ、自分たちの生まれながらの宿命を現実として理解も受容もしきれていない。

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

 

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