「群像」2016年4月号掲載の中篇。内容は『朝露通信』のつづき、という感じかな。思い出のとりとめのない羅列。突然浮かび上がる共感。その一瞬だけは道を見通せたときのようなすっきりとした心地よさがあるのだが、それ以外のときは、わけがわからないものをわけがわからないままに読んでいくときの奇妙なおもしろさがある。平易な言葉しか使われていないというのに、文法を無視した文章構成や文学的描写を一切拒否したかのような、一見ナチュラルだが実はものすごーく偏屈な文体。うん、おもろいです。
「群像」2016年4月号掲載の中篇。内容は『朝露通信』のつづき、という感じかな。思い出のとりとめのない羅列。突然浮かび上がる共感。その一瞬だけは道を見通せたときのようなすっきりとした心地よさがあるのだが、それ以外のときは、わけがわからないものをわけがわからないままに読んでいくときの奇妙なおもしろさがある。平易な言葉しか使われていないというのに、文法を無視した文章構成や文学的描写を一切拒否したかのような、一見ナチュラルだが実はものすごーく偏屈な文体。うん、おもろいです。