わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

瀬戸内寂聴「いのち」(4)

「群像」2016年7月号掲載。休載かと思ったら見間違えだった。

 寂聴らしき語り手が、親友である河野多惠子の結婚生活と渡米、そして寂聴の出家後しばらくつづいた絶縁状態について語る。ここに円地文子がさりげなく絡んでいる。この作品、ちょっと「トットテレビ」っぽい。寂聴が亡くなった文学者たちについて述べる。寂聴視点による昭和文学史、あるいは女流文学史、とも解釈できるかも。ま、そんなカタにハメる読み方なんてする必要ないけど。

 

 

群像 2016年 07 月号 [雑誌]

群像 2016年 07 月号 [雑誌]

 

 

 

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