2016-06-20 瀬戸内寂聴「いのち」(4) 読書日記 小説 日本文学 「群像」2016年7月号掲載。休載かと思ったら見間違えだった。 寂聴らしき語り手が、親友である河野多惠子の結婚生活と渡米、そして寂聴の出家後しばらくつづいた絶縁状態について語る。ここに円地文子がさりげなく絡んでいる。この作品、ちょっと「トットテレビ」っぽい。寂聴が亡くなった文学者たちについて述べる。寂聴視点による昭和文学史、あるいは女流文学史、とも解釈できるかも。ま、そんなカタにハメる読み方なんてする必要ないけど。 群像 2016年 07 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/06/07 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 瀬戸内ジャッキーの作品はこちら。