わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

佐々木敦「新・私小説論」(8)

「群像」2016年9月号掲載。

 私小説におけるナラティブ(語り)の問題。堀江敏幸の評論(のような小説?)、そして名作『雪沼とその周辺』の考察。『雪沼』を、私小説の本質(であり人間の本質であるとも言える)「私という他者」を逆転させて「他者という私」という視点から展開した小説という読解、非常におもしろい。

 

 

群像 2016年 09 月号 [雑誌]

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雪沼とその周辺 (新潮文庫)

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河岸忘日抄 (新潮文庫)

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