わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・哲学・思想の読書日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

橋本治「九十八歳になった私」(7) 九十九歳になっちゃうじゃないかの巻

「群像」2017年4月号掲載。

 来週で九十九歳になる、というタイミングで布団の上げ下ろし中に転んだからといって、介護士の六十代のおばちゃんに無理やり病院に連れて行かれ、結局加齢が原因で大きな問題はない、という診断に釈然としない「私」。「私」はほっといてくれ、と何度も訴えるが、介護士たちはまったく耳を傾けない…。

 介護の現場が、一歩間違えれば過剰な親切や安易なプロ意識が招く「悪意なき暴力」の場と化する可能性があるのか、と、なんだか恐ろしい気分になった。

 

 

群像 2017年 04 月号 [雑誌]

群像 2017年 04 月号 [雑誌]

 

 

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